ホウセンの煩悩箱

相場と煩悩 うぬぼれと内省の無限反復

クロノスとカイロス

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2491はストップ高で担がれてあーあでしたが、買いの勢いが弱いのと、どうも不自然な感じがしたので連休前に同量売り増しした。猫さんの言うように、ストップ高でもまあまあ約定してるってことは、売りを入れてる輩がいるということで。

休み明けからストーンと崩れてくれて、まだまだ下がるかな?年末の水準まで行ってこいだと嬉しいが、まあどうなるかわからんからただ見ておこうと思う。

今夜のダウも続落、しめしめ、ニヤニヤ、去年の年末のような空気になるともっと楽しいな。


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平成の30年で日本は豊かさと便利さを極めた一方、身体的精神的ストレスは増すばかりと、非常に矛盾した自殺大国という印象を強めた。この20年ほどの間に完全に世の中に溶け込んだインターネット・IT技術の恩恵を受けて、日本人は便利に豊かに、そして自由な時間と余裕を手に入れているはずが、以前より息苦しさ・疲労感が無くならない、むしろ強まっているのは何故だろうか。

絶対的な時間が圧縮されて、景色が過ぎ行く速度が速くなり過ぎると、ほんの小さな悩みや問題で躓いてしまったり、大事な景色を見過ごしてしまいやすくなる。

相対的な(ごく主観的な)時間を持つことができなくなった背景には、伝統的な文化や宗教の欠如が根本的な原因だと、ここ最近強く思うようになった。日本人が捨てたものの中に大切なモノが沢山あった。


仏教では「今」の幸せや苦しみにももちろんフォーカスする、が、前提として、「過去(前世)」や「未来(来世)」という幾重にも重なる計り知れないスケールの時間軸の中で「今」を観るので、非常にゆったりした相対的な(ごく主観的な)時間の感じ方・受け取り方ができるように思う。といっても私自身、目の前の物事にこだわって、自分も周りも見えなくなることの方が多いが…

昭和は物資の豊かさの時代、平成は情報の豊かさの時代、

令和ではそれらが飽和し、精神的豊かさを求める時代になるだろう。少し立ち止まて、自分を見つめることも大事だと思う。